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奈半利川は、馬路村魚梁瀬に源を発し、約56kmの距離を北川村から田野町そして奈半利町・土佐湾へと注ぐ大河ともいえる擁そうの河川です。
その好影響そして落差のある奈半利川相により、最上部より魚梁瀬ダム・久木ダム・平鍋ダムと言う水力発電を目的とする3つものダムが約56kmという短い流域に造られました。
馬路村魚梁瀬は、多雨地帯としては有名で、年間降水量3000oと言う雨と温暖な気候が、日本三大美林と言われる樹齢300年程、樹高50mもの魚梁瀬杉の巨木が保護林区域内には、「千本山」と言われていますが、2,000本以上そびえたっています。
千本山は、魚梁瀬ダムの上流にあり、千本山登山口へは、馬路温泉からさらに車で1時間くらい。
山頂までだとさらに徒歩2〜3時間です。走るともっと早く着くかも。(展望台までだと歩いて約1時間30分。)
馬路村といえば、ゆず栽培のほか林業・木材産業で知られる人口1000人あまりの山村で、お伝えしたいのは、昔、魚梁瀬杉の林業が盛んだったこと・・・
良質な木材であった魚梁瀬杉は、伐採の後奈半利川源流域である馬路村・魚梁瀬地区から大木を土佐湾まで流し、そして船を使って関西まで送りました。
明治維新には、木材の需要が高まる中魚梁瀬地区に人が集まりました。
山で働く人たちの様子としては、活気に満ち山奥に映画館があるなど昼は懸命に働き、仕事が終わるとお酒を片手に娯楽を楽しんでいたようです。
その後、森林鉄道での運搬と変わり馬路村から北川村、安田町、田野町、奈半利町と総延長250qの5町村を走らせ川下まで運ばれました。
1,000m級の険しい山々が連なる環境の中、どのようにして木材を収穫したのか気になるのですが、ワイヤーロープなどを駆使した技術は注目視され、日本中からその技術を習得しようと集まりました。
高額で取引される梁瀬杉ですから、大変でも斧等を使い人力で刈り倒していましたが、技術の発達により様々な道具でより楽に伐採出来るようになっています。
その後は時代の流れにより、電力供給を目指した3つのダムが建築され、林業は衰退し現在に至っています。
又、梁瀬杉の運搬はトラック輸送へと変わりました。
豆知識ですが切り株がところどころにあります。年輪を数えると歴史が解りますが、年輪の多い木と少ない木との違いは昔からの木と一度伐採されたのち植えられた木との違いです。
ただ、200とか300とか数えるのは大変かも・・・
最後に、河口部には「モネの庭 マルモッタン」がある他、施設園芸では柚子・ミョウガなどが造られています。
淡水釣り場情報ですが、上流部・中流部・下流部と分けることができまして、魚梁瀬ダムより上が上流部・魚梁瀬ダムと長山発電所(平鍋ダム)の間が中流部・長山発電所(平鍋ダム)より下が下流部です。
漁協は2つに分かれており、魚梁瀬ダムより上流が魚梁瀬淡水漁協、下流が奈半利川淡水漁協になります。
古い情報もあると思いますので、高知県のどのキャンプ場に行くか決める際の 参考程度にしてもらって、行くキャンプ場が決まれば実際現地に連絡を取るなどして、現在の状況を確認してから出かけるようにしてください。
※高知県は、近年市町村の合併が多く、至るところで名前が変わっています。
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